自閉スペクトラム症(ASD)のご相談


対人コミュニケーションや、

強いこだわりがある場合、

自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder:以下ASD)

の可能性があります。

 

幼児期に診断を受けていなくても、

大人になってからわかる場合もあります。

人間関係でつまづくことが多く、

二次障害(発達障害を一次障害とし、その影響でうつ病などの障害が出ること)

で苦しまれている方もいます。

ASDの特徴


以下の症状が、

Aは3つとも、Bは2つが該当し、

かつ幼少の頃から(大人になってから明らかになる場合もあります)あり、

学校生活や、仕事場で支障をきたしている場合に診断されます。

(DSM-5:Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders,Fifth Editionより)

A:社会的コミュニケーションの障害

◻︎社会的相互反応の問題

:他者と社会的なやり取りをしたり、気持ちを伝え合うことが難しい。会話のやり取りがうまくいかない。「暗黙のルール」がわからないなど

◻︎非言語コミュニケーションの問題

:表情の変化で物事を伝えることや、アイコンタクト、ジェスチャーで自分の意図を伝える際の困難さなど

◻︎対人関係の問題

:人間関係を発展させ、維持させることの困難さ。友人を作ることの困難さなど

B:限定された反復的な行動様式

◻︎常同反復性

:ものを並べたり、飛び跳ねたり、同じ言葉を何度も使ったり、相手の言ったことをオウム返ししたり、状況と関係のない言葉を発するなど

◻︎儀式的な行動、思考

:常に同じであること、決まった手順を踏むことに強くこだわる、ゼロ100思考、思考の柔軟性のなさなど

◻︎限定的な興味

:特定のものに対しての強いこだわり(特定のものを集める)など

◻︎感覚の過敏さ/鈍感さ

:音、におい、光などへの過敏さ、もしくは鈍感さなど

ASDの方は、人口の中で、1%ほどいる、

と言われています。

 

つまり100人いれば1人いてもおかしくありません。

決して珍しくないものです。

 

性差があると言われていますが、

必ずしも厳格なものではありません。

一般的には男性の方が多いとされています。

 

これらの症状が、全て当てはまる人は少なく、

限定的な場合もあります。

また「これはどっちかな?」と迷う場合もあるかと思います。

 

自己判断は避け、可能性を感じた場合は、

専門機関に相談するようにしましょう。

また、これらには強く当てはまらないけれども、

少し当てはまりそうなところもある、という

「グレーゾーン」と言われる方も多く存在します。

スペクトラムとは何か?


以前は、自閉症は「広汎性発達障害」と言われ、

このカテゴリーの中に、

「自閉性障害」「アスペルガー障害」

「特定不能の広汎性発達障害」「小児期崩壊性障害」「Rett障害」

が分類されていました。

Rett障害は、原因遺伝子が特定されたため

広汎性発達障害から外れることになりました。

 

しかし、これらの分類に当てはまらない人も出てくるようになり、

そう言った人たちは支援の網からこぼれ落ちることになります。

またそれぞれの下位概念を明確に分類することもできませんでした。

そこで健常者もアスペルガー障害も自閉性障害も、

境界線のないひと続きの連続体であると考える

「スペクトラム」という概念が登場しました。

これによって、支援の網から漏れる人を防ぎ、

柔軟に対応することができるようになりました。

なお、アスペルガー障害という記述については、

ICDと呼ばれる国際疾病分類(International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems)では残っている名称です。

そのためASDの診断を受ける際にアスペルガー障害と記述されることもあります。

以前は、自閉症は「広汎性発達障害」と言われ、

このカテゴリーの中に、

「自閉性障害」「アスペルガー障害」

「特定不能の広汎性発達障害」「小児期崩壊性障害」「Rett障害」

が分類されていました。

Rett障害は、原因遺伝子が特定されたため

広汎性発達障害から外れることになりました。

 

しかし、これらの分類に当てはまらない人も出てくるようになり、

そう言った人たちは支援の網からこぼれ落ちることになります。

またそれぞれの下位概念を明確に分類することもできませんでした。

そこで健常者もアスペルガー障害も自閉性障害も、

境界線のないひと続きの連続体であると考える

「スペクトラム」という概念が登場しました。

これによって、支援の網から漏れる人を防ぎ、

柔軟に対応することができるようになりました。

なお、アスペルガー障害という記述については、

ICDと呼ばれる国際疾病分類(International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems)では残っている名称です。

そのためASDの診断を受ける際にアスペルガー障害と記述されることもあります。

ASDがあることで起こりうること

①コミュニケーションが取れず、不適応を起こす
学校や職場において、友達ができない、同僚とうまくコミュニケーションができないことが起こり、不登校、退職などにつながる場合があります。
②自分のこだわりに自分が振り回されてしまう
強いこだわり通りにならないと気が済まないため、些細な変化にストレスが溜まります。
③うつ病、強迫症などの二次障害からひきこもりになることもある
精神疾患を引き起こし、ひきこもりになる場合があります。

ご相談の進め方


ASDと言っても、

そのタイプは100人いれば100通りあります。

私たち一人一人が違うように、

ASDだからと言ってひとくくりにできるものではありません。

抱えているストレスや苦痛を軽減させる方法を考えた上で、

ご自身の強みを活かした生き方を見つけていきます。

 

またASDを抱える方の場合職業選択も重要となります。

どのような仕事が自分に向いているか、

またどのようなものが苦手なのかについて分析し、

適職を見つけていきましょう。

 

二次障害がある場合は、そちらの治療を重視した上で、

「生きづらさを取り除く」

ことに主眼を置いたカウンセリングを行っていきます。

当事業所は、診断の有無を重視しません。

少しでも疑いがある場合は、ご遠慮なくお声がけください。

ご相談の流れ


① お問い合わせよりご希望の日時と時間数(50分/80分/110分)を第3希望までお伝えください。

   ↓

② 日時の決定

   ↓

③ カウンセリング(対面/オンライン/出張相談)の実施

 

【料金( )内は税込表示】

50分 10,000円 (11,000円)
80分 16,000円 (17,600円)
 110分 22,000円 (24,200円)

※キャンセルポリシー

キャンセルされた場合、以下の料金がかかって参ります。ご注意ください。

4日前無料、3日前料金の40%、2日前同60%、前日同80%、当日同100%

※オンラインのご相談は前払いとなります。

※出張相談は地域によって料金体系が変わります。お問い合わせいただいたのち詳細な見積もりをお送りいたします。