強迫症のご相談


本当はやめたいのに、何度も何度も手を洗ってしまう。

戸締りをするのが気になって何度も家に戻ってしまう。

4や9という数字が怖くて仕方がない。

自分が汚れていると感じて、部屋のものに触れることができない。

強迫症(OCD:Obsessive-Compulsive Disorder)は過度のストレスや疲れを原因として

不安や恐怖が出てくる症状です。

強迫症について


強迫症とは、繰り返し頭の中に侵入してくる「強迫観念」と、

強迫観念に伴う不安を和らげるために行う行動「強迫行為」により、

日常生活が妨げられている状態を言います。

強迫性障害という言い方もされます。

 

要因としては、

セロトニンと呼ばれる神経伝達物質の機能不全が想定されています。

 

自分でもこんなことをやっても仕方がないと思いながら、

やめることができず、

自分や家族にも影響を及ぼすことがあります。

 

10歳前後、21歳前後に発症のピークを持ち、

強迫症の頻度は子ども、大人ともに1~2%とされています。

 

発達障害との関連も示唆されており、

ASD、ADHD、チックやトゥレット症候群との合併も多いとされています。

強迫症の特徴


◻︎何度も何度も手洗いを繰り返し、数時間かかることもある

◻︎4や9など、「死」や「苦」を連想させる数字を避ける(その他、13、や666など)

◻︎戸締りをしたか、ガスの元栓を締めたかが気になり出かけられなくなる

◻︎自分が汚れていると感じ、家のものに触れることができない

◻︎車を運転していると、「人を轢いたかもしれない」と何度も止まって確認する

◻︎ものを捨てることができず、溜め込む(ためこみ症)

◻︎つり革や、エスカレーターの手すりなどを触ることができない

◻︎決まった数(偶数個など)がないと落ち着かない

◻︎周りのものが不潔に思えて、自室から出られず、お風呂にも入れなくなる

◻︎自分の顔が醜いと感じ、外に出ることができない(醜形恐怖症)

 

上記の症状が継続することによって起こること

①日常生活に大きな支障が生まれる 
手を洗うことに何時間もかかったり、ものに触れなくなることで日常生活を送ることが困難になります。
②家族にも影響が出る
自分だけでなく、家族にも強迫行為を強要するようになり、家族の生活も支配されるようになります。
③周りに理解されず孤立しやすくなる
自分でもよくないとわかっているけれど、やめられない気持ちが周りに理解されづらく、次第に孤立し、ひきこもり状態になります。

強迫症の薬物治療


選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI:Selective Serotonin Reuptake Inhibitor)を主に用いながら、治療を行います。

副作用は弱いとされていますが、効き目が出てくるまでに2週間ほどかかります。

ご相談の進め方


カウンセリングにおいては、認知行動療法として

「曝露反応妨害法」という方法を用います。

 

これは、強迫行為を起こしそうな場面にあえて直面し、

強迫行為(手を洗う、何度も確認するなど)

を行わないようにする方法です。

 

最初は勇気がいるかもしれませんが、

少しずつスモールステップで、

取り組みやすい方法から進めていきます。

 

繰り返し練習することで、強迫行為を減らし、

日常生活を取り戻していくことを目的とします。

 

「曝露」と言われると、「無理やりやらされる」

と思われるかもしれませんが、

もちろんそうではありません。

 

カウンセラーとともに、

不安が少ないものから、練習していきます。

 

途中で怖くなったりしたら、ご遠慮なくお伝えください。

なお、お家からなかなか出られないという方の場合、

オンラインによるカウンセリングも効果的です。ご検討ください。

ご相談の流れ


① お問い合わせよりご希望の日時と時間数(50分/80分/110分)を第3希望までお伝えください。

   ↓

② 日時の決定

   ↓

③ カウンセリング(対面/オンライン/出張相談)の実施

 

【料金:( )内は税込表示】

50分 10,000円 (11,000円)
80分 16,000円 (17,600円)
 110分 22,000円 (24,200円)

※キャンセルポリシー

キャンセルされた場合、以下の料金がかかって参ります。ご注意ください。

4日前無料、3日前料金の40%、2日前同60%、前日同80%、当日同100%

※オンラインのご相談は前払いとなります。

※出張相談は地域によって料金体系が変わります。お問い合わせいただいたのち詳細な見積もりをお送りいたします。